【3級ガソリン:充電装置】
このページでは、充電装置の過去問題を掲載しています。
分かりやすくお伝えするため、要約により構成しています。
覚えやすさを優先しているため、独自の解釈があったり言葉足らずの部分もあるかと思いますが、試験に合格することを第一の目標としているためご理解ください。
正式な試験問題と解答は、日本自動車整備振興会連合会のホームぺージよりご確認ください。
令和7年度第1回 No.16
【問題】
充電装置のオルタネータに関する問題です。
正しい記述を選択します。
(1)ステータの構造に関する記述
(2)異常検知に関する記述
(3)起電力と巻線の数に関する記述
(4)ロータ・コアの磁化に関する記述

(1)について
スリップ・リングは、ロータ・コイルに電気を流すための入口と出口に当たる部分なので、ステータの構成部品ではありません。
(2)について
ロータ・コイルが断線すると、ICに入力される電流が変化することで検出可能です。
(3)について
起電力はコイルの巻数に比例するため、「多くなると大きくなる」で覚えましょう。
(4)について
ロータは電磁石。ロータ・コイルに電流を流すことでロータ・コアが磁化されます。
【正解】(4)
作業の基本として、オルタネータやB端子を取り外すときにはバッテリの端子を外す必要があります。
B端子はバッテリと物理的につながっているので、バッテリを外さずに作業を進めると、B端子がボディに接触したときにショート(短絡)してしまうためです。
しかし、最近の自動車はバッテリの端子を外すと多くのメモリがクリアされてしまい、再接続時の設定作業に手間がかかります。
そのため、整備現場ではB端子にテープを巻くなどしてショートしないよう安全対策をしながら、バッテリを外さずに作業することもあります。
令和7年度第1回 No.18
【問題】
オルタネータの構成部品に関する問題です。
正しい部品名を選択します。
(1)、(2)、(3)、(4)共通
【ブラシ】
バッテリの電気をロータ・コイルに伝える。
【ステータ・コア】
磁化されたロータ・コイルの回転によって電気を発生させるステータの構成部品。
【トランジスタ】
電気的なスイッチなどに使われる半導体。
【レクチファイヤ(ダイオード)】
ダイオードは一方向にしか電気を流さない半導体。
交流を直流にするにはダイオードを使います。
ダイオードは一方向にしか電気を流さない特性がありますが、ダイオードが1つだけだと交流のうちの半分だけしか整流できない(半波整流)ので、1つの交流を全波整流するためにはダイオードが2つ必要です。
オルタネータには3つの交流(三相交流)が発生しているため、直流にするのに必要なダイオードの数は全部で6つです。
【正解】(4)
走行距離が10万kmを超えてくると、オルタネータの不具合によって発電しなくなることがあります。
トラブルの原因で多いのは「ブラシの摩耗」や「ベアリング不良」です。
ブラシはバッテリの電気をロータ・コイルへ伝えていますが、使っていくうちに摩耗していきます。
ブラシが摩耗して無くなることで発電ができなくなる流れです。
もう一つのベアリング不良の場合は、エンジンをかけると「ゴォー」と音がするようになります。
オルタネータは、補機駆動ベルトによってエンジンから回されていますが、ベルトがかかる部分にベアリングが入っています。
ベアリングの内部が悪くなることで回転時に異音を発生させ、きれいに回らなくなった結果、発電不良に至ります。
